例年だとこの時期、生活習慣病予防健診というのを受けているのだが、今年はまだ行っていない。そろそろ予約を入れなければ。
 胃の検査はバリウムでやっていたが、2~3年続けて再検査となり結局は内視鏡検査(胃カメラ)をするはめになっていたので、昨年は最初から内視鏡検査にした。

 今さらだがPCRというのを調べてみたら、Polymerase Chain Reaction(ポリメラーゼ連鎖反応)のことだと分かった。別にコロナ専用というわけではなく、DNA増幅技術が様々な診断・分析に応用されていて、その中に感染症の診断もあるということらしい。
 PCRの開発者はキャリー・マリスという人で、1993年にノーベル化学賞を受賞している。昨年8月、74歳で亡くなった。と、wikkiに書いてあった。

 テレビのワイドショーではいまだに全員にPCR検査しろと騒いでいるらしい。かれらは期待したほど感染者数が増えないので、検査しまくって感染者数を増やしたいのだと思う。日に日に減少する感染者数と死者数を眺めながら、この先どうやって人々を不安に陥れるかと悩んでいることだろう。なかなか大変なお仕事である。

 病気は早期発見したほうがいいに決まっている。早期発見、早期治療で命が延びる。たぶんだけど。
 ただしそれは、治療法がある程度確立されている場合であって、いまだ治療薬も開発途上の新型コロナの場合、「あなた、罹っています」「なので、お大事に」というくらいでしかないのであって、私なら検査を受けるより、日々の生活を「お大事に」過ごしたい。たっぷり飯食って、しっかり寝る。それだけだと太るので自粛しつつも適度に運動する。

 厚生労働省のサイトに「2018年の死因順位」というデータがある。それによると死因ベスト10は次のとおりだ(ベストはないな。単に死因順位だ。人数は100以下四捨五入)

 01 悪性新生物    37万4千人(27.4%)
 02 心疾患      20万8千人(15.3%)
 03 老衰       11万人(8.0%)
 04 脳血管障害    10万8千人(7.9%)
 05 肺炎       9万5千人(6.9%)
 06 不慮の事故    4万1千人(3.0%)
 07 誤嚥性肺炎    3万8千人(2.8%)
 08 腎不全      2万6千人(1.9%)
 09 血管性等の認知症 2万1千人(1.5%)
 10 自殺       2万人(1.5%)

 悪性新生物というのは聞き慣れないが、悪性腫瘍のことで、ほぼガンと思えばいい。
 とうとう老衰が3位に入った。超高齢化社会がこんなところにも現れている。
 来年の統計では肺炎がやや増えるということか。経済状況が悪化すると自殺が増えるので、そちらも心配だ。

 というわけだから、生き延びたければPCR検査より胃や大腸の検査だ。