萩生田文部科学大臣から小中学校から大学まで、この春学校を出た児童・生徒・学生にお祝いのメッセージが贈られている。
 こういうのは本人ではなく役人が書くものだから、味も素っ気もないものだが、とりあえず紹介だけしておこう。
 この春卒業を迎えた皆さんへ(文部科学大臣)

 以下、全文。
 この春学校を卒業された皆さん、ご卒業おめでとうございます。
 入学して以来、いろいろな経験や出来事を経て、先生や周りの方々に温かく見守られながら、皆さんはとても大きく成長したことと思います。
 特にこの1年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、学校が臨時休業となり、学校に通えず友達に会えない時期もありました。また、感染症対策を徹底した上での学校生活となり、学校によっては、修学旅行をはじめ楽しみにしていた行事がなくなってしまったり、いつもとは違う形で実施することになってしまったりしたかもしれません。
 大学生の皆さんは、キャンパスを自由に使えず、不便なこともあったかと思います。
 受験や就職活動をされた皆さんにとっては、感染症の影響により入試や就職がどうなるのかなど、不安も大きかったことでしょう。
 そうした大変な状況の中にあって、一日一日と前を向いて積み重ねてきた日々や先生や友達と一緒に過ごした時間、そして仲間との絆は、皆さんにとってかけがえのないものとなっていることと思います。いつもは当たり前と思っていた日常の大切さを実感したこと、活動に様々な制約がある中で知恵を出して工夫してきた経験、こうしたことはこれからの皆さんの人生の中でも必ず大きな力になります。
 皆さんの周りの方々も、皆さんの卒業を本当に喜び、そして、これからの未来を楽しみにしています。
 どうかこれまでの経験を大切に、皆さんがこれから進むそれぞれの道で活躍することを心から願っています。
 令和3年3月 文部科学大臣 萩生田光一
 以上。

◆若干、誤りというか勘違いがあるので正そう
 頭のいいお役人の文章に、頭がボケ始めた老人が朱を入れるのは気が引けるが、これが私の仕事、趣味なのでやってみよう。

 以下、加筆修正文。
 この春学校を卒業された皆さん、ご卒業おめでとうございます。
 入学して以来、いろいろな経験や出来事を経て、先生や周りの方々に温かく見守られながら、皆さんはとても大きく成長したことと思いますが、大人たちはまったく成長しないどころか、ますます退化しました。
 特にこの1年は、新型コロナウイルス感染拡大防止を選挙対策に利用しようとする政治家と、読者・視聴者の恐怖を煽ることで金儲けを企むマスコミによって、意味のない臨時休業が行われ、友達に会えない時期もありました。また、老人の命を守るを、子供の命を守るに言い換え、楽しみにしていた修学旅行を中止に追い込んだほか、学校行事も徹底してつぶしてしまいました。
 大学生の皆さんは、キャンパスを自由に使えず、ろくな授業も行われず、そのくせ授業料だけはしっかり取られて散々な1年でした。在学生は今後の大学生活で、卒業生は社会人生活で、ただ取りされた分をしぶとく取り返してください。
 大人たちの身勝手が作り出した大変な状況の中にあって、一日一日と前を向いて積み重ねてきた日々や先生や友達と一緒に過ごした時間、そして仲間との絆は、皆さんにとってかけがえのないものとなっていることと思います。いつもは子供第一と言っていたこの国の本音は老人第一であったのを実感したこと、活動に様々な制約がある中で知恵を出して工夫してきた経験、こうしたことはこれからの皆さんの人生の中でも必ず大きな力になりますが、大人たちがここから学ぶことはありません。
 皆さんの周りの方々も、皆さんの卒業を本当に喜び、そして、これからの未来を楽しみにしています。
 どうかこれまでの経験を大切に、不甲斐ない大人たちを乗り越えて、それぞれの道で活躍することを心から願っています。
 以上。

 うーん、頭ひねったが性能落ちてるせいか、出来はイマイチだ。